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PN:風林封香 |
後日。
ピピ。 「浦原からだ。」 ルキアが言った。 「少女の意識が回復したそうだ」 浦原商店に。 ルキアと一護と日番谷と石田が向かった。 「いらっしゃい、黒崎さん」 「で?肝心の女は?」 「こちらです」 和室に案内した。 座布団の上に少女はちょこんと座っていた。 「……」 「……」 じっと見ている。 じっと見ている。 「えと、……お前、名前は?」 その問いに、およそ30度首をかしげて、 「ナマエ?……なんだソレハ?」 か細い声。 どこか機械的な感じがする。 思わず沈黙してから、 石田が説明した。 「固有の名称の事だよ」 「ふむ。……姫だ」 『姫?』 「姫としか呼ばれておらんかった。名前など在らぬ」 日番谷が矢継ぎ早に質問する。 「お前は何処から来た?何が目的だ?これらの石とお前の関係性は?」 「おい、冬獅郎。そんな質問しても答えらんねぇよ」 一護が日番谷を止める。 ゆっくりと姫は話し出した。 「我は、遠い遠い惑星「プラネータ」から来た」 「なんで地球に来たんだ?」 一護聞くと、 目を伏せて、 「着たかった訳ではない。引き寄せられただけだ……この星の霊圧に」 「もう一個聞いていいか?」 「なんだ?」 「……この石分かるか?」 はっきりと断言した。 「我の涙だ」 「涙ァ!?」 驚きの声をあげる。 「我の星、プラネータの説明からしようぞ」 惑星プラネータ。 青い星、地球のように海は無く、 鉱山で成る灰色の星。 地球と同じように雨などは降る。 太陽の光は遠すぎて届かないが、 代わりの白星が輝きプラネータを照らす。 この星のように、尸魂界などはなく、 人々は死んだら、 別の惑星を永劫彷徨う。 プラネータでは霊力を普通のエネルギーとして使っていた。 が、霊力を持つものはそう居る訳ではない。 その応急処置として、 出来たのが、「姫の涙」である。 流れ落ちた涙は石になり。霊力を発する。 姫は代々民のために、泣く。 しかし、問題が起きた。 「問題ってなんだ」 「この星でいう、虚が出たのだ」 ただ違う事は。 プラネータの虚は人の魂魄を依り代に出来るのではない。 キシァートとラシァートを核にできるのだ。 もちろん、討伐隊も編成されたが、 多くの血が流れた。 涙さえ。 涙さえなければ血は流れない。 「そして、我は泣かなくなった」 悔しそうに俯いた。 「それで……どうなったんだ?」 一護の問いに、 少しだけ躊躇ってから、 口を開いた。 「滅んだ」 「……!!!」 「エネルギーが枯渇し。民は死んだ。」 遠い目をして、 「我も同じように滅ぶはずだったが、気がつけば此処にこうしていた」 日番谷を見て言う。 「そこの小僧。目的は何だと言ったな?答えようぞ。……目的など無い」 「小僧じゃねえ。日番谷隊長だ!!!」 「石はプラネータ製。姫はただ引き寄せられただけ。……まだ。何者かの意図が働いているという事か」 そうルキアが整理した。 すくっと立ち上がり、 「一護!私は有沢と井上とチャドにこの事を知らせてくる」 「ああ、頼んだ」 ルキアは浦原商店から出発した。 日番谷と恋次も廃工場に戻った。 一護と石田も家に帰った。 姫を何処に居させるかという話になったが、結局浦原商店に居させようということになったのだった。 夏の夕日が照りつけていた。 ―――――― 次で、Lv.10ーーーー!!!! いやっほーい。 というわけで、姫様登場。 次の展開は考えてません。 なんとかなる。てか、する。
by dirty000
| 2008-08-28 18:30
| ノンカプ(ノーマル)
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