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日記


萌え話と日記
by dirty000
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自己紹介

PN:風林封香

好物:愛犬、自分の部屋、タオル、炭水化物、マンガ、小説、椎名林檎、サクラ大戦、クロックタワー

好きな言葉:我思うゆえに、我あり

性格:基本的にネガティブ。だけど、たまに前向き。というかヤケ。
さらに、極度のビビリ。



ブリーチアナザーストーリー「風を斬る、それは僕らを呼んでいた。」Lv.9

後日。
ピピ。
「浦原からだ。」
ルキアが言った。
「少女の意識が回復したそうだ」

浦原商店に。
ルキアと一護と日番谷と石田が向かった。
「いらっしゃい、黒崎さん」
「で?肝心の女は?」
「こちらです」
和室に案内した。
座布団の上に少女はちょこんと座っていた。
「……」
「……」
じっと見ている。
じっと見ている。
「えと、……お前、名前は?」
その問いに、およそ30度首をかしげて、
「ナマエ?……なんだソレハ?」
か細い声。
どこか機械的な感じがする。
思わず沈黙してから、
石田が説明した。
「固有の名称の事だよ」
「ふむ。……姫だ」
『姫?』
「姫としか呼ばれておらんかった。名前など在らぬ」
日番谷が矢継ぎ早に質問する。
「お前は何処から来た?何が目的だ?これらの石とお前の関係性は?」
「おい、冬獅郎。そんな質問しても答えらんねぇよ」
一護が日番谷を止める。
ゆっくりと姫は話し出した。
「我は、遠い遠い惑星「プラネータ」から来た」
「なんで地球に来たんだ?」
一護聞くと、
目を伏せて、
「着たかった訳ではない。引き寄せられただけだ……この星の霊圧に」
「もう一個聞いていいか?」
「なんだ?」
「……この石分かるか?」
はっきりと断言した。
「我の涙だ」
「涙ァ!?」
驚きの声をあげる。
「我の星、プラネータの説明からしようぞ」

惑星プラネータ。
青い星、地球のように海は無く、
鉱山で成る灰色の星。
地球と同じように雨などは降る。
太陽の光は遠すぎて届かないが、
代わりの白星が輝きプラネータを照らす。
この星のように、尸魂界などはなく、
人々は死んだら、
別の惑星を永劫彷徨う。
プラネータでは霊力を普通のエネルギーとして使っていた。
が、霊力を持つものはそう居る訳ではない。
その応急処置として、
出来たのが、「姫の涙」である。
流れ落ちた涙は石になり。霊力を発する。
姫は代々民のために、泣く。
しかし、問題が起きた。

「問題ってなんだ」
「この星でいう、虚が出たのだ」

ただ違う事は。
プラネータの虚は人の魂魄を依り代に出来るのではない。
キシァートとラシァートを核にできるのだ。
もちろん、討伐隊も編成されたが、
多くの血が流れた。
涙さえ。
涙さえなければ血は流れない。

「そして、我は泣かなくなった」
悔しそうに俯いた。
「それで……どうなったんだ?」
一護の問いに、
少しだけ躊躇ってから、
口を開いた。
「滅んだ」
「……!!!」
「エネルギーが枯渇し。民は死んだ。」
遠い目をして、
「我も同じように滅ぶはずだったが、気がつけば此処にこうしていた」
日番谷を見て言う。
「そこの小僧。目的は何だと言ったな?答えようぞ。……目的など無い」
「小僧じゃねえ。日番谷隊長だ!!!」
「石はプラネータ製。姫はただ引き寄せられただけ。……まだ。何者かの意図が働いているという事か」
そうルキアが整理した。
すくっと立ち上がり、
「一護!私は有沢と井上とチャドにこの事を知らせてくる」
「ああ、頼んだ」
ルキアは浦原商店から出発した。
日番谷と恋次も廃工場に戻った。
一護と石田も家に帰った。
姫を何処に居させるかという話になったが、結局浦原商店に居させようということになったのだった。

夏の夕日が照りつけていた。

――――――
次で、Lv.10ーーーー!!!!
いやっほーい。
というわけで、姫様登場。
次の展開は考えてません。
なんとかなる。てか、する。
by dirty000 | 2008-08-28 18:30 | ノンカプ(ノーマル)
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